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データベース:集合演算

■ 集合演算

集合演算とは

  • 集合演算には、和、差、共通(積)、直積、の4種類がある。

以下の表A,表Bについて説明する。

[表A]

番号 品名
1 パソコン
2 液晶テレビ
3 プリンタ
4 デジカメ

[表B]

番号 品名
2 液晶テレビ
5 スキャナ
6 ビデオ

和演算

  • 2つの表の全行を取り出す演算である。
  • 重複した行は、1行に纏められる。

[A∪B]

番号 品名
1 パソコン
2 液晶テレビ
3 プリンタ
4 デジカメ
5 スキャナ
6 ビデオ

差演算

  • 2つの表から左項の表のみに含まれる行を取り出す演算である。
  • A-BとB-Aでは、結果が異なる。

[A-B]

番号 品名
1 パソコン
3 プリンタ
4 デジカメ

[B-A]

番号 品名
5 スキャナ
6 ビデオ

共通(積)演算

  • 2つの表から両方の表に含まれる行を取り出す演算である。

[A∩B]

番号 品名
2 液晶テレビ

直積演算

  • 2つの表の全組合せを取り出す演算である。
  • 列数=表Aの列数+表Bの列数、行数=表Aの行数×表Bの行数となる。

[表A]

番号 品名 会社コード
1 パソコン S1
2 液晶テレビ S1
3 プリンタ S2
4 デジカメ S2

[表B]

会社コード 会社名
S1 Somy
S2 Camon

[A×B]

番号 品名 A.会社コード B.会社コード 会社名
1 パソコン S1 S1 Somy
1 パソコン S1 S2 Camon
2 液晶テレビ S1 S1 Somy
2 液晶テレビ S1 S2 Camon
3 プリンタ S2 S1 Somy
3 プリンタ S2 S2 Camon
4 デジカメ S2 S1 Somy
4 デジカメ S2 S2 Camon

【試験対策】

  • 共通(積)演算と直積演算とは異なる。

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