データベース：副問合せ

■ 副問合せ

SQL文の中にSQL文を書き、内側のSQL文の結果を外側のSQL文で利用することが出来る。 この場合、外側のSQL文を、主問合せ、内側のSQL文を、副問合せという。 また副問合せの中に外側のSQL文の列を指定することを、相関副問合せという。

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副問合せ

• 副問合せの結果が1つの場合は、関係演算子、複数の場合は、IN演算子を使用する。

以下の商品テーブルを参考に説明する。

[商品]

商品番号	商品名	単価
0001	うまっ棒	10
0002	チロリチョコ	20
0003	月見大福	90
0004	おむすび煎餅	100

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関係演算子を使った副問合せSQL文

SELECT * FROM 商品
WHERE 単価 >= (SELECT AVG(単価) FROM 商品);

副問合せの結果は、

[副問合せ結果]

AVG(単価)
55

となり、WHERE句の条件が、 単価 >= 55 になる。

[SQL文実行結果]

商品番号	商品名	単価
0003	月見大福	90
0004	おむすび煎餅	100

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IN演算子を使った副問合せSQL文

SELECT * FROM 商品
WHERE 商品番号 IN (SELECT 商品番号 FROM 商品 WHERE 単価 >= 20);

副問合せの結果は、

[副問合せ結果] |:-:| |商品番号| |0002| |0003| |0004|

となり、WHERE句の条件が、 商品番号 IN ('00002','00003','00004') になる。

[SQL文実行結果]

商品番号	商品名	単価
0002	チロリチョコ	20
0003	月見大福	90
0004	おむすび煎餅	100

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相関副問合せ

• 相関副問合せは、EXISTS演算子を使用する。

以下の商品、在庫テーブルを参考に説明する。

[商品]

商品番号	商品名	単価
0001	うまっ棒	10
0002	チロリチョコ	20
0003	月見大福	90
0004	おむすび煎餅	100

[在庫]

倉庫番号	商品番号	在庫数
01	0001	150
01	0002	40
01	0004	20
02	0001	50
02	0003	80

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EXISTS演算子を使った相関副問合せSQL文

SELECT * FROM 商品
WHERE EXISTS (SELECT * FROM 在庫 WHERE 在庫数 >= 50 AND 商品番号 = 商品.商品番号);

相関副問合せの結果は、

[相関副問合せ結果]

商品番号	EXISTS評価
0001	TRUE
0002	FALSE
0003	TRUE
0004	FALSE

となり、

[SQL文実行結果]

商品番号	商品名	単価
0001	うまっ棒	10
0003	月見大福	90

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NOT EXISTS演算子を使った相関副問合せSQL文

SELECT * FROM 商品
WHERE NOT EXISTS (SELECT * FROM 在庫 WHERE 在庫数 >= 50 AND 商品番号 = 商品.商品番号);

相関副問合せの結果は、

[相関副問合せ結果]

商品番号	EXISTS評価
0001	FALSE
0002	TRUE
0003	FALSE
0004	TRUE

となり、

[SQL文実行結果]

商品番号	商品名	単価
0002	チロリチョコ	20
0004	おむすび煎餅	100

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【試験対策】

• 副問合せの結果が複数になる場合は、IN演算子を使用する。
• 相関副問合せには、EXISTS演算子を使用する。

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